バニシングツイン、双子の妊娠がわかり主治医の先生から教えてもらうか、双子の妊娠がわかってから双子についてネットで調べているときに初めて聞く言葉でしょう。
今回、バニシングツインについてまとめてみました。
バニシングツインとは
バニシングツインとは、双子を妊娠している妊婦さんのお腹の中で双子の片一方が亡くなってしまい、そのまま消滅してしまう現象です。場に死んつという言葉は消滅という意味であり、ツインは言葉のまま双子という意味で、バニシングツインを直訳すると『消える双子』という意味になります。
双子の赤ちゃんの片一方が亡くなってしまうといっても徐々に子宮に吸収されていくため、本当に消えてしまう、エコーでも見えなくなってしまうことがバニシングツインです。
妊娠初期の段階で無くなるため、残った片一方の双子の赤ちゃんにはほとんど影響が無いと言われています。
バニシングツインの原因
バニシングツインが起こる原因として、現在は原因としてはっきりしたことがわかっていません。
双子でなくても妊娠初期は早期流産が起こりやすいことからバニシングツインも早期流産の一つとして考えられることが多く、早期流産の原因として多いのは染色体異常など赤ちゃん側の問題だと考えられていますが、はっきりとした原因がわかっていません。
原因がまだはっきりとしていない以上、バニシングツインが起こらないために何をすればよいかはっきりとしたことがまだ出ておりませんs。
バニシングツインが起こる確率
バニシングツインが起こる確率は、双子の妊娠の中でも10%~15%となっており、双子を妊娠した場合は比較的起こりやすい現象と言えるでしょう。
さらにバニシングツインは一卵性の双子ち二卵性の双子で起こる確率が変わってきます。
バニシングツインの一卵性と二卵性の違い
双子は主に一卵性の双子と二卵性の双子に分けられ、一卵性の双子の場合は1つの受精卵が何らかの原因いよって分裂した着床した場合、二卵性双子の場合は異なる受精卵のそれぞれが着床した場合です。
その中でバニシングツインが起こりやすいのは『一卵性の双子』です。
なぜなら、一卵性の双子の場合は一絨毛膜での妊娠となり、胎盤や羊膜を2人で同じものを使うことになることから、双子に送られる血液量が双方で異なっていしまうことなどが、一卵性の双子の方がバニシングツインが起こりやすい原因と言えるでしょう。
二卵性の双子だからといってバニシングツインが起こらないとは限りません。
バニシングツインが与える母子への影響
バニシングツインはお腹の中で双子の片一方が亡くなってしまうことですが、妊娠初期に起こることもあり、母体、妊婦さんの子宮に吸収される確率がとても高いです。
そのため、バニシングツインが起こったからと言って母子への影響はほとんどないと言われています。
しかし、妊娠中期にバニシングツインが起こった場合、残った一方の赤ちゃんに脳障害や発達障害などが起こりやすいと言われています。(ほとんどの場合は妊娠初期で起こります)
バニシングツインの対策
現在、バニシングツインを回避するための対策はありません。
しかし、バニシングツインを不安がっていたり、バニシングツインが起こったからと言って自分を責めてしまったりするのは、もう1人のお腹の中の赤ちゃんにとっても悪影響があります。
バニシングツインは防ぐ方法もなければ何をしたから起こったかもわからないことですので、あまり自分を責め過ぎないことが良いでしょう。
最後に
バニシングツインが自分の身に起こってしまった場合、辛くとても悲しいことでしょうが、原因もわからなければ対策もありません。
できることなら起こってほしくは無いことでしょうが、双子を妊娠している場合、バニシングツインが起こる可能性があるということ、そして起こってしまった場合は残っているもう1人の赤ちゃんを大切にしてあげると良いでしょう。
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